読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

石田のヲモツタコト

書いてるのは 石田剛 です。

テレビニュースの言う「関係者の話」ってどうよ?

ひさびさにテレビのニュースなんか見たら、身柄を拘束されて取調べを受けている被疑者の供述について、「こういう供述をしたことが関係者の話からわかりました」って、ニュースキャスターが言ってる。このとき見たニュースの被疑者は、東京地検特捜部が拘束して調べてることも同時に報道されている。ってことは、この被疑者の供述内容を直接知り得るのは、東京地検特捜部の「関係者」だけのはずだ。


「誰かがこう言った」ことが事実かどうか、それを直接聞いていない者が確認するには、言った本人に確認するとか、録音があるとかいった方法を思いつく。他には、ある事実を知っている、互いに利害関係の無い(または対立している)複数の人が、つじつまの合う話をしている場合は、「事実と信ずべき」と判断できる場合はあるだろう。*1
このテレビニュースの原稿書いた記者は、どうやって取調室で被疑者が「こう言った」ことを事実と確認したのだろうか?


東京地検特捜部の「関係者」が「こう言った」と記者に話せば、記者はそれを事実として伝えてしまうのだろうか?
仮に複数の「関係者」がつじつまの合う話をしていたとしても、取調室で供述を聞き取る人の数はごく少数だろうから、複数の情報ソースをつき合わせて「事実と信ずべき」なんて判断もできそうにない。


こんな報道がまかり通る世の中で、「裁判員制度」はうまくやっていけるんだろうか?
やっぱ、取調室の様子は全録画録音してほしいな。

*1:例えば、 apjさん と マグローブ株式会社 の方が、つじつまの合う話をしているときとか。(参考:お茶の水女子大学の対処は賢明だろうか? - 石田のヲモツタコト