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石田のヲモツタコト

書いてるのは 石田剛 です。

公職者による盗用の可能性が高い事例を記録しておく

# 2008/02/26 追記あり
# 2008/02/29 誤字訂正 本分 → 本文


三遊亭らん丈 町田市議会議員 の 2008/02/26付け 日記エントリ は、新聞記事からの盗用である可能性が高い。
下に、 らん丈市議 のエントリ本文を、特に必要があって全文引用する。転載の許可は得ていない。

2008-02-26 「『フランスの学歴インフレと格差社会』」


 フランスのマリー・ドュリュ=ベラの著作、『フランスの学歴インフレと格差社会』(明石書店)によると、フランスでは、親の社会階層にかかわらず、子どもの教育機会を増やすことで社会的流動性が高まり、平等な社会が実現するという平等化政策が採られてきたものの、本書は、様々なデータを基に「教育の長期化」が実は不平等をもたらすと警鐘を鳴らしています。


 その原因として、著者は形式的には平等な教育の機会が与えられても、実際には親の階層によって子どもが受ける教育の程度が異なることを指摘しています。


 たとえば、教職や自由業の親をもつ生徒の21%がエリート校である、グランドゼコールに入学したのに対し、単純労働者の親をもつ生徒では1%未満に過ぎない。


 また、教育の長期化により多くの高学歴者が生まれたが、それに見合う雇用が創出されず、学歴インフレが起きていることも指摘しています。


次に、 2008年02月24日 掲載の asahi.com の書評のうち、 らん丈市議 が盗用した可能性が高い部分を示すために引用する。これは全文ではない。

フランスの学歴インフレと格差社会能力主義という幻想 [著]マリー・ドュリュ=ベラ

[掲載]2008年02月24日
[評者]小林良彰(慶應大学教授・政治学)

(中略)

 これに対して、フランスでは、親の社会階層にかかわらず、子供の教育機会を増やすことで社会的流動性が高まり、平等な社会が実現するという平等化政策が採られてきた。しかし、本書は様々なデータを基に「教育の長期化」が実は不平等をもたらすと警鐘を鳴らす。

(中略)

 その原因として、著者は形式的には平等な教育の機会が与えられていても、実際には親の階層によって子供が受ける教育の程度が異なることを指摘する。例えば、教職や自由業の親をもつ生徒の21%がエリート校であるグランドゼコールに入学したのに対し、単純労働者の親をもつ生徒では1%未満に過ぎない。


 また、教育の長期化により多くの高学歴者が生まれたが、それに見合う雇用が創出されず、学歴インフレが起きている。このため、親世代より高学歴な子世代が親世代と同等の社会的地位を獲得できないことになる。

(以下略)


強調は、石田によるもの。これらは細かな仮名遣いや読点の有無以外、完全に一致しているようだ。これが、偶然の一致である可能性は十分に低いと、石田は考える。
らん丈市議が、 asahi.com または著者から本文の流用を許されている可能性は無くはない。けど、常識で考えて、普通このような流用は asahi.com も著者も許さないと、石田は考えている。
らん丈市議 の当該エントリには、この文章が朝日新聞から得たものであることを示す記述は見当たらない。


この らん丈市議 のエントリは、新聞に載った書評の一部を切り出し、語尾などを変えただけの盗用である可能性が高いと、石田は考えている。これは、町田市民としてとても残念な出来事だ。


追記:
らん丈市議 のエントリには、「なお、以上の文章は、朝日新聞2月25日掲載の小林良彰(慶大)教授の書評を、基にしています。」との一文が追記された。どうやら らん丈市議 は、なにがダメなのか、本当にわかってないらしい。彼は大学院に通ってるらしいから、大学の教員に教えてもらえば良いのに。