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石田のヲモツタコト

書いてるのは 石田剛 です。

「科学について、あらゆる人がその知識をもつことの大切さ」は「言うまでもない」か?

表紙
新装版 物理のABC (ブルーバックス)
福島 肇 (著)
講談社 (2007/5/18)


最近読み始めた本の「まえがき」で、ちょっと気になる一文があった。


Amazon.co.jp: 新装版 物理のABC―光学から特殊相対論まで (ブルーバックス): 福島 肇: 本 p6 *1

科学技術が発達し、社会や人間に極めて大きな影響を及ぼすようになった今日、科学について、あらゆる人がその知識をもつことの大切さは言うまでもないでしょう。


これは本当に「言うまでもない」のだろうか?
石田の体験からすると「科学について、あらゆる人がその知識をもつこと」が大切だとの意見に、同意しない人はたくさん居そうな気がする。例えば、中学校の教師(理科教師じゃない)から「原子なんてものを理解しても役にはたたないよ。これは試験のためだけに勉強してるんだよ」と言われたことがある。


石田自身は大切だと考えているが、誰かから「なぜか?」と問われたら、「インチキ*2にだまされないようにするため」くらいしかわかりやすい理由は思いつかない。けど、これが最も重要な理由じゃないはずだ。
「ものごとを自分の頭で考えて理解できるようになるため」って理由が、より重要な理由だと考えるが、これを上記の意見に同意しない人に伝えるのは、なかなか難しい気がする。
ほかにも、石田が思いついてないだけで、重要な理由がありそうな気もする。


「科学について、あらゆる人がその知識をもつことの大切さ」を伝えるために、良い本とか WEBサイト とか、どこかにないだろうか?
探してみよう。


  ◇


「科学について知る面白さ」が伝わる本なら心当たりがある。「岩波科学の本 だれが原子をみたか(江沢 洋 著)」だ。息子の中学校の入学祝にはこれを贈ろう。ヒトがどうやって見えないものを理解するのかについて、考えるモトがたくさん詰まっている。なにより読んでとても面白い。しかも、繰り返し読み返したくなる本だ。


以前読んだ「七時間目シリーズ」の本は面白いが、最近の題材を扱ってるがために、時間が経つとネタが古くなる可能性がある。けど「だれが原子をみたか」は古くはならなそうだ。
参考:藤野恵美著 七時間目シリーズ 青い鳥文庫 - 石田のヲモツタコト


気がかりなのは、現時点で版元「品切重版未定」であること。
だれが原子をみたか


amazonにも在庫は無い。
Amazon.co.jp: だれが原子をみたか (岩波科学の本): 江沢 洋: 本

*1:この本は読み終えてないが、今のところとても面白げだ。念のため。

*2:たとえば「クォークの作用で良い水を作る浄水器」とか、「イオンだからとってもよく汚れが落ちるんですよ」とか。