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石田のヲモツタコト

書いてるのは 石田剛 です。

「ASIOS公式ブログ: 科学の理解度判定問題」の答案

未分類

# 2008/07/05 訂正 「まちがってるかもしれない証拠」→「まちがってることを示す証拠」
# 2008/07/05 追記アリ
# 2008/07/06 訂正 「反証不可能な理論」→「反証不可能な仮説」


懐疑系サイト ASIOS のブログで、面白げな設問があったので、石田の答案を書いてみた。
いろんな答案がたくさん集まれば、いろいろ「考えるきっかけ」が手に入りそうだ。けど、 ASIOS を読む人たちは、もともと懐疑的な考え方に近い人が多そうな気がするので、なんか似たような答案ばかりが集まりそうな予感もする。むしろ、懐疑的な考え方に異論のある方の答案を読んでみたい。

 以下の問いについて、科学的思考としてより妥当だと思われる答えをa, bから選択せよ。また、それを選択した理由を自由に記述せよ(答え 各2点、理由 各18点 合計100点)。


石田の答案は以下の通り。

【問1】新しい理論は科学を発展させるから、新たな主張にはあまり厳しい批判をせず、大事に扱うべきである。
a. その通り
b. そうではない


答え:b
理由:新たな主張が検討に値するか判断する必要がある。そのために健全な批判は有益。「検討に値するか」の判断は人によって異なって良い。意見が異なる人との議論は、議論する人にもそれを読む人にも、合理的な思考をさせる効果が期待できる。

【問2】これからも絶対に間違いが見つからないように注意して作られた理論は、当然正しい理論である。
a. その通り
b. そうではない


答え:b
理由:「絶対に間違いが見つからないように注意して作られた理論」は、石田が理解している限りでは存在し得ない。


2008/07/05追記:
「絶対に間違いが見つからないように注意して作られた理論」は、「反証不可能な仮説」のことかもしれない。これは「絶対に間違いが見つからない」という要件は満たすが、「当然正しい」を満たさない。「反証不可能な仮説」には(たぶん)意味も価値も無い。
それから「答え:a」も成立させることができるかもしれない。すごくくだらなくて無意味な「絶対に間違いが見つからないように注意して作られた理論」を作って、「当然正しい」と言うことはできるかもしれない。けど、その寝言理論には(たぶん)価値が無い。

【問3】新しく立てた理論について、その理論で説明できるという例を沢山見つければ、その理論の正しさはどんどん確実になっていく。
a. その通り
b. そうではない


答え:b
理由:「確実になっていく」の進み具合は、ひどく遅いものになるので「どんどん確実になっていく」とは言えない。「正しさを確実にしたい」のであれば、まちがってることを示す証拠を探して、排除していく方が合理的。

【問4】"「白いカラスが存在する」という主張と「白いカラスは存在しない」という主張は対等なのだから、双方が証拠を持ち寄って議論すべきだ。"という考えは科学的である。
a. その通り
b. そうではない


答え:b
理由:「白いカラスは存在しない」ことの証拠を示すことはできない。「白いカラスが存在する」ことを主張するならば、そう主張する方が証拠や、せめてその蓋然性を示さなければ、議論を始める必要は無い。

【問5】科学の歴史において現代では間違いとされる理論が主流になっていた事が多々ある。これは科学が失敗した例である。
a. その通り
b. そうではない


答え:b
理由:科学が成功したからこそ、過去に主流だった理論を現代では間違いとすることができている。この作用は科学の重要な作用であり、科学が優れた方法であることの証拠でもある。合理的な理由があれば、知識は更新するべきだ。