読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

石田のヲモツタコト

書いてるのは 石田剛 です。

考える練習のネタとしての「ヨタ話」

電波 教育

ヨタ話を「ヨタ話」と識別するには、どのくらいの知識と思考能力が必要なのだろうか?

 山折さんによると、20年ほど前から、赤ん坊に日本に古来からある、たとえば、五木の子守唄のような子守唄を聞かせると、むずかるようになった、というのです。
 なのに、西洋音楽を聞かせると、子どもはスヤスヤ寝るというのですが、本当だとしたら、大変な日本になったものです。


これが「本当」かどうか、ちょっとだけ考えてみよう。


こういう事実を主張すなら、どのような証拠が必要か考える。
「日本の子守唄聞かせる→むずかる」「西洋音楽→寝る」という例をいくら集めても意味は無い。「日本の子守唄聞かせる→寝る」「西洋音楽→むずかる」という例もあるかもしれない。子供に聞かせる音楽と、それに対する子供の応答を、これ以外の要因を排除する方法で数えて、その数を比べたりすることになる。「これ以外の要因を排除する」には、無作為に選んだそれなりの数のサンプルが必要になるだろう。そんで、オッズ比でも出せば、関連があるかはわかるかもしれない。


そんで、その関連が「20年ほど前」に変化したという主張だから、20年以上前 とそれ以後の、少なくともふたつの時点のデータを比べる必要がある。


まあ、この辺まで考えれば、そんな調査をした例は無さそうなことくらい、ふつう気付くだろう。もし、そういう報告例があればご教示いただければ幸い。
信頼できる調査結果を見せられない限り、この話は「ヨタ話」として聞き取るのが健全な態度だと、石田は考える。


とゆーわけで、そのヨタ話はたぶん本当なわけないから、「大変な日本になったものです」はくだらない杞憂である可能性が高い。
市議会議員がこんなヨタ話を「興味深い」とか言ってることの方がよっぽど大変。