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石田のヲモツタコト

書いてるのは 石田剛 です。

ソースを示さない医療の情報は「ヨタ話」として読むべき

そういう「ヨタ話」の実例がこれ。

抗うつ剤のトップシェアを誇る「パキシル(年間売り上げ510億円)」を例に挙げるなら、下記のようなインフォームドコンセントを必要とするでしょう。
例: 「今、あなたに処方しようとしている薬は、小麦粉を練ったものと効果においては変わりはありません。(以下略)


どうやら、うつ病またはうつ状態に対するパキシルの効果が、プラセボと同じだと言いたいらしい。しかし、そのソースは示されていない。こういう場合、この話は「ヨタ話」として読み取るべきであり、この情報を重視して治療方針を変更すべきでない。
パキシルの添付文書*1を見ると、「二重盲検比較試験13)〜15)及び一般臨床試験16)〜19)において、うつ病うつ状態に対して、1回10〜40mg、1日1回投与の有効率は50.4%(229/454)であった。」とあり、そのソースである文献も示されている。添付文書に、プラセボ群での成績が載ってないのはちょっとイヤだが、それでもプラセボ群と差が無いとは読み取れない。


このエントリに付いたブックマーク(はてブ)を見ると、このヨタ話を真に受けてる人もいるようだ。


このはてブには、「パキシル飲んだことないからわからないだろうがパキシルの副作用は本当にひどいんだよ!!」というコメントもある。けど、これも採るに足らない話。ふつう副作用の出方は人によって違うし、添付文書にも副作用が出た割合が明記してある。
副作用が辛いなら処方医と相談するのが吉。少しづつ体を慣らしていくこともあるし、どうしても合わなければ薬を変える事もある。