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石田のヲモツタコト

書いてるのは 石田剛 です。

町田市民病院の事業管理者の記事読んでヲモツタコト

暮らし

一部ブログで大人気の、朝日新聞多摩地域ローカル記事読んでヲモツタコト。
参考:町田市民病院の事業管理者の件 - 石田のヲモツタコト

 経営改善を目指して4月から新たな管理体制になる町田市の市立町田市民病院が、トップ人事を巡って揺れている。石阪丈一市長が病院トップの事業管理者に医療や病院経営の経験がほとんどない人物の登用を進めているのに対し、病院内外から反発や疑問の声が上がっているからだ。(中略)
 町田市民病院は、市内唯一の公立病院で、ベッド数は458床。赤字体質の改革に向け4月から地方公営企業法を全部適用(全適)し、病院トップの責任や権限を強化した「管理者」を新たに置くことが決まっている。
 焦点は管理者の人事だ。現在の病院トップの山口洋・総院長(74)は、任期が3月末で切れる。石阪市長は総院長のポストをなくし、管理者に元毎日新聞記者の四方洋氏(73)を起用する考えで、昨年10月には四方氏を非常勤特別職の「病院事業管理準備担当者」に就任させた。
 しかし、「全適」の移行時期や管理者の外部登用が病院幹部に示されたのは、議案が提出された9月市議会の始まる1カ月ほど前。一般職員への説明は議会開会の直前だった。現場からは市長の説明不足、病院経営の経験がない人物登用に疑問の声が上がった。

「9月市議会の始まる1カ月ほど前」というのが本当ならずいぶん急な話だ。9月の議会でも、病院職員への説明が十分かといった質問が議員から出てたようだったが、こんな事情だったのか。


もともと「全部適用」の時期は 2008/11/01 を意図していたものが委員会で否決され、その後の定例会で時期を 2009/04/01 に修正して可決したものだ。市長は 2008/11/01 に「全部適用」に移行するつもりだったのに、その具体的な説明がこんな直前だったとはちょっと驚く。

◎市民病院事務長 第79号議案 町田市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
 本案は、現在、地方公営企業法の一部、財務規定等のみを適用しております町田市病院事業に、本年11月1日より地方公営企業法の全部を適用するため、改正するものでございます。
(中略)
○委員長 挙手少数であります。よって第79号議案は否決すべきものと決しました。

◎24番(宮坂けい子) 第79号議案 町田市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例に対する修正案を提案いたします。
 これは町田市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の一部を次のように修正するものです。
 具体的には、時期尚早と判断せざるを得なく、なお準備を要するため、附則第1項中「平成20年11月1日」を「平成21年4月1日」に改めるというものです。
(中略)
○議長(井上正行) これをもって討論を終結いたします。
 これより表決に入ります。
 第79号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は否決でありますので、まず、第79号議案に対する宮坂けい子議員外6人から提出された修正案について起立により採決いたします。本修正案に賛成の議員の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(井上正行) 起立多数であります。よって修正案は可決されました。
 次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について起立により採決いたします。修正部分を除くその他の部分については、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕

○議長(井上正行) 起立多数であります。よって修正議決した部分を除くその他の部分は、原案のとおり可決されました。


議会では「全部適用」の時期は 2008年 ごろという話が、 2004年12月 頃からされていたらしい。ならばなおさら、事業管理者の人選の話や、具体的な移行時期については、もっと早くから説明すべきだったんじゃないかとは思う。もっとも、石田が知っている事情は会議録や報道から読み取れるものだけなので、石田にはわからない深い事情があったのかもしれない。
平成16年12月定例会(第4回)−12月07日-03号

◆16番(渋谷武己)(中略)
 そこで質問ですが、2008年度にオープンする新市民病院経営に向け、地方公営企業法の全部適用に関する具体的なタイムスケジュールをお聞かせください。
(中略)
◎助役(加島保路) 市民病院に関する質問にお答えいたします。
(中略)
 次に、全部適用でございます。(中略)1つの目安としては、改築工事、2期・3期が完成した後、早い時期に導入をしたいというふうに考えております。

 さらに12月議会では、山口総院長が議会を侮辱する内容の文書を配ったとして、石阪市長が山口総院長に謝罪を求めるなど、市長と病院トップの「不和」が表面化。山口総院長が辞めた場合、他の医師が同調して引き揚げる事態につながる懸念などが問題視された。

この文書が、本当に議会を侮辱するものなのか、それとも妥当な批判を述べる文書に「侮辱」と言いがかりをつけているだけなのかが気になる。これを知るためにも、ぜひこの文書を読んでみたい。

 山口総院長は「市長が問題にした文書は、私の意見ではなく院内の声をまとめたもの」と反論。「市長から辞職を迫られたが、詳しい理由の説明はなかった」と語る。

文書が「院内の声をまとめたもの」だったとしても、本当に根拠の無い中傷や罵倒など「侮辱」と言い得る内容が書かれていたのであれば、まとめる段階でこれらを除かねばならない。反論するなら「侮辱ではない」ことを述べる方が重要。ただし、総院長は「侮辱ではない」ことを述べたが報道されなかっただけかもしれない。
「市長から辞職を迫られたが、詳しい理由の説明はなかった」については、一方当事者の弁しか報道されていないので判断は保留。市長の側では「理由は説明した」と思ってるかもしれない。

 石阪市長はこれまで、人選について「病院を客観的に見て、経営の中身をきちんと説明できる人、組織間の調整ができる人」と説明する。医師の退職の懸念については「組織がしっかりしていれば混乱はしない」と言い切る。

「組織がしっかりしていれば」という条件付であることが気になる。「組織がしっかりしていない」としたら、それはだれの責任だと市長はお考えなのだろうか?
移行後の病院経営が大混乱したとき、その責任を誰かに押し付けるための逃げ場を作ったと読むのは、深読みしすぎだろうか?


2009/02/03 追記:
「9月市議会の始まる1カ月ほど前」については、会議録にちょっと異なる情報がある。
平成20年 9月定例会(第3回)−09月16日-06号

 (2)病院内の衆知、そしゃく期間が必要ではないかでございますが、全部適用に関する病院内の周知につきましては、2007年4月に病院の経営に責任を負っている全管理職約60名の出席する合同部門責任者会議で、年度計画確認の際に全部適用の必要性と移行スケジュールを明示し、確認されております。ことしになってからも、3月と4月及び8月の合同部門責任者会議など、複数回にわたり全部適用へ移行することについて説明いたしております。

ただし、結局全職員に説明が済んだのは 8月 で、つまり 1ヶ月前 だったということかもしれない。