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石田のヲモツタコト

書いてるのは 石田剛 です。

Re: 2014年度3年生以上の算数少人数の変更点について

教育 小学校

 校長先生からのお手紙におへんじかいた。石田以外の個人名を伏せて、石田のメールアドレスを消し、些細な誤字を訂正したことを除いて全文。

 このエントリのコメント欄は、 息子1, 息子2 の学校の先生方と石田以外書き込み禁止にします。もし、その他の方で、このエントリの内容についてコメントしたい方がいらっしゃいましたら【外野席】Re: 2014年度3年生以上の算数少人数の変更点について - 石田のヲモツタコトにお願いします。

石田から小学校の校長先生に宛てたおてがみ

 お世話になっております。
 息子2 と 息子1 の父、石田剛です。以下、剛の一人称は「石田」で通します。


 先に頂いた 「2014年度3年生以上の算数少人数の変更点について」2014年3月4日 を読んで、とても興味深い事が書いてあったので、それについてお願いがあります。


 その前に、ひどい乱筆での朱書きをお返ししたこと、お詫びいたします。石田は、手で字を書くのが、とても下手なのです。申し訳ありません。


 朱書中では敬語なし、常体、命令形で書いてますが、これは朱書きの作法であって、石田が先生に敬意を払わない旨の意思表示をしたのではありませんので、この点、ご諒解いただければ幸いです。


 石田の朱書きが、先生方の参考になりましたら幸いです。



 本題です。


 小学校では、昨年度と今年度、算数の研究されていたそうですね。多忙を極める小学校教員の先生方が、お忙しい中でも、このようなことに取り組んでいただけること、たいへんありがたく思います。


 ぜひ、その研究のレポートないしは論文を読ませてください。


 石田は、この研究の成果に、父親としてとても興味があります。子どもの教育に父親としての責任を負う石田は、その内容を知る義務を負ってもいます。


 石田が読む方法は、学校の WebPage に載せていただけても良いですし、紙で子どもに持たせていただけても構いません。その研究成果は、先生方と保護者と児童、すべてが共有すべきだとも考えますので、 WebPage に載せるのが最善と考えますが、これはどうするかはお任せします。



 それから、「児童個々の学習の様子を記録することで、意欲面の評価を行います」とありますが、これはやめることをお勧めします。


 「児童個々の学習の様子を記録する」のは、とてもたいへんです。ただでさえ忙しすぎる現場の先生方に、このような強い負荷をかけるべきでないと愚考します。しかも、そのような方法で「意欲面の評価」はできません。一所懸命に課題に取り組んでいる児童が、「意欲を持って取り組んでいる」のか、「何も考えずに課題を終わらせようとしているだけ」なのか、簡単に知る方法はありません。


 かといって、面談などで意欲の程度を訊き出すといった方法も実際的でありません。多くの子どもは、多くの大人と同様に、無意識のまま、相手の意図を察して、相手の望む回答をしようとします。


 さらには、とてもひどい話ですが、「意欲面の評価」があることを知った一部の保護者は、「意欲があるように見せる訓練」を子どもにさせるかもしれません。実際に「授業に役立つ」ことを謳った英語教材や、算数の文章題を、文章の意味を理解せずとも解ける方法を教える塾が実在することを考えると、この懸念は杞憂ではないと考えます。


 文部省が公開している文書、 http://www.nier.go.jp/kaihatsu/hyoukahouhou/shou/0203_h_sansuu.pdf によると、「累加の簡単な表現としての乗法のよさに気付いている」とか「乗法の式に表したり,式を読み取ったりすることに関心をもっている」場合に、「算数への関心・意欲・態度」を高評価とするらしいですね。しかし、この通りにするには、ものすごく濃厚に子どもを観察するか、子どもの心を『読む』かする必要があります。そんなことができるわけがありません。



 以下、余談です。


 子どもにとって「授業に役立つ」ことになんの価値が有るのでしょうね。授業は、知識と思考力その他を身につける手段のひとつでしかありません。なぜ、教材を作るときに「知識と思考力その他を身につける」ではなく、「授業に役立つ」をゴールに設定するのか。しかもそれが子どもの保護者に強く訴求する売り文句だなんて、ずいぶんひどいことになったものです。

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石田剛 IshidaTsuyoshi