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石田のヲモツタコト

書いてるのは 石田剛 です。

「睡眠のゴールデンタイム」はデタラメですよ

教育 小学校

 先生から「学校のことを blog に書かないでほしい」って言われたので、もっと書くことにした。*1

石田から小学校の先生に宛てた手紙

 お世話になっております。
 息子1(小6) の父の剛です。


 保護者会の学年全体会で、先生のおひとりが「睡眠のゴールデンタイム」について言及されたことについて、お願いがあります。


 「睡眠のゴールデンタイム」はデタラメですよ。子どもらに十分な長さの睡眠が重要なのは、まったくそのとおりです。朝は、遅くとも 06:00 までに起きるようにすべきですから、夜は、遅くとも 22:00 までに寝るべきであることも、まったく異議無しです。しかし「睡眠のゴールデンタイム」に、信頼すべき科学的根拠はまったくありません。


 「睡眠のゴールデンタイム」については、厚生労働省が策定した 「【健康づくりのための睡眠指針2014 (平成26年3月)】(PDF:1,020KB)」(睡眠指針2014) の委員も務められた、日本大学医学部の内山真教授も、はっきり「そのようなことはない」とおっしゃっています。*2


 このようなデタラメを真に受けないためには、科学リテラシーとか情報リテラシーとか呼ぶスキルが重要です。まずは「睡眠のゴールデンタイム」のような新奇な主張については、科学的な裏付けの有無を確認*3し、その主張を同分野の他の専門家の方がどう評価しているかなどを調べれば、だいたいは見当がつきます。


 ネットには「これは信頼できる情報ですか?」と訊けば、「信頼すべきかどうか」と「なぜそう言えるか」を、親切に答えてくれる奇特な方々*4もいらっしゃいます。この、「なぜそう言えるか」は、極めて重要な事です。


 子どもらや保護者のみなさんに、子どもの睡眠の重要性を教えたいならば、あんなデタラメではない、良質な情報がたくさんあります。例えば上記の「睡眠指針2014」などはとても良いですね。


 睡眠の話に限らず、他の物事についても、子どもらに知識を与える側の先生方が、簡単にデタラメを真に受けていては、子どもらにデタラメを教える羽目になります。そんなデタラメを真に受けないでも、世の中には、信頼できる良質な情報はたくさんあるのですから、そういう物を活用なさってください。

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石田剛 IshidaTsuyoshi

*1:石田でない個人名を含む宛名を削り、石田のメールアドレスを含む署名部分(手書きではない)を消したことを除いて全文。

*2:2014/4/11 13:50-14:00 NHK総合 視点・論点 での発言です。石田は録画してます。

*3:科学的な裏付けに基づく主張であれば、必ず参考文献が示してあります。その参考文献の参考文献を追っていけば、必ず原著論文にたどり着きます。その論文が信頼できるかどうか見極めるのは容易ではありません。しかし、参考文献をたどることができない物は信頼すべきでないことだけ知っていれば、ほとんどのウソ情報をふるいにかけて捨てることができます。

*4:こことかお勧めです。水商売でないことでも訊いて良いことになってます。http://www.cml-office.org/bbs01/list.php