先に報じた『小学校の先生方の仕事を減らしてください』には、 2014年5月23日付け で、町田市教育委員会学校教育部の教育総務課長と指導課長の連名で、回答があった。
しかし、その回答がどーしようもないシロモノで、再度石田から質問とお願いをした。この市の回答が、本当に「どーしようもないシロモノ」か否か、多くの方に考えていただくために、晒す公開することにした。公開するにあたって、石田が書いた手紙にあった脱字をひとつ補った。
市からの回答の全文。強調は原文のママ。
「小学校教員の先生方の仕事を減らしてください」に対する回答について」
「(1)学校現場の仕事を絶対に増やさない」及び「(2)学校現場の教員の仕事を減らす」について
昨今の教育現場において、様々な制度改正や教育課程の見直しが相まって、教員の多忙感が増大していることは、教育委員会として十分認識しているところです。
また、次世代を担う児童・生徒を預かるという教員の立場から、自ずとその責務は大きくなり、多様化する保護者のみなさんのニーズを汲むことも含めて、その役割は大きくなっているといえます。
一方で、教員一人ひとりが健康で安心して教育に携わることができるよう、教育委員会として健康管理や安全管理等、教育環境の整備を行っていくことは言うまでもありません。
教育委員会としましても、ご指摘をいただいている現状の課題を認識しており、学校経営の責任者である各校長及び副校長と意見交換をしながら、校務の合理化・効率化に向けた検討を進めているところです。
なお、各学校においては、それぞれおかれている現状や課題が異なり、それに対する取り組み内容も同一とは限りません。課題への対応や改善に向けた取り組みにおいては、一朝一夕には解決できない面も多いと考えますが、一つでも多く改善していけるよう取り組みを進めてまいります。
「(3)ボランティア・コーディネーターの分掌の拡大」について
ボランティアコーディネーターの活動は、学校における教育活動において、学校とボランティア活動を行う方々の要望や、必要性を満たすための支援や調整を行うことです。
具体的には、ボランティアの情報を収集・提供するために、学校の教員と打合せを行ったり、地域の会議などに出席して学校の教育活動を周知したりしています。
また、大学や地域団体等の間に入って、学校におけるボランティア活動の仲介や紹介、調整なども行っています。
このように多岐にわたる活動を行っていますが、ボランティアコーディネーターは、1日の活動時間の上限が3時間という制約もあります。
この状況をぜひご理解いただければと思います。
これに対して、石田は 2014年7月26日 に下記の通り応答した。応答文の冒頭に、市職員の方の実名入りの宛名を書いた部分と、末尾の石田の署名部分は削った。
お世話になっております。
野津田町に住んでいる、石田ともうします。
お返事を頂けたのはありがたいのですが、お訊ねしたことへの回答になっていません。中学生のレポートだったら、確実に零点です。もう少しだけ、まじめに回答してください。このような文書が課長の決済を通ること、非常に驚いています。
まずは、お訊ねした『いつまでに、だれが、なにを、どのようにして、どうするか、またはしないか』に、回答する意思があるのか、無いのか、明らかにしてください。そういう意思が無いのであれば、はっきり『回答しない』と応じてください。
以下、なぜ『零点』なのか、個別に指摘します。もし、「まじめに回答したし、零点じゃない」のであれば、指摘中のお訊ねにご回答をお願いします。
昨今の教育現場において、様々な制度改正や教育課程の見直しが相まって、教員の多忙感が増大していることは、教育委員会として十分認識しているところです。
どのような「制度改正」や「教育課程の見直し」を念頭に置いての、ご回答でしょうか?
それらを具体的に特定して例示してください。
「多忙感が増大」とあります。とすると、教育委員会では「実際に多忙ではないが、そのように感じることが増している」と認識しているということですね。そのように認識する根拠を、業務量や勤務時間など、具体的な数字を挙げて示してください。まさか、それらを把握しないまま、「多忙感が増大」などと述べたわけではないでしょうから、容易に示すことができるはずです。
これらが示せないのであれば、この記述はただの「出来の悪い作文」だということです。
また、次世代を担う児童・生徒を預かるという教員の立場から、自ずとその責務は大きくなり、多様化する保護者のみなさんのニーズを汲むことも含めて、その役割は大きくなっているといえます。
一方で、教員一人ひとりが健康で安心して教育に携わることができるよう、教育委員会として健康管理や安全管理等、教育環境の整備を行っていくことは言うまでもありません。
この記述は、わかりきったことをわざわざ述べただけで、意味が無いただの埋草です。言うまでもないことは、書かないでください。
余談ですが、『言うまでもないこと』を石田が述べる必要に迫られた場合は、みなさんがおっしゃった「言うまでもありません」の所に、「このようなこと、仏陀に教えを説くようなお話であり、恐縮でございます。念のため、無礼を圧して申し述べましたこと、ご容赦いただけましたら幸いです」などと書きます。石田は、いつも、公私の別なくそうしていますし、そうする機会はしばしばあります。これもまた『お役所仕事』ならではのことかと存じます。ご参考まで。
教育委員会としましても、ご指摘をいただいている現状の課題を認識しており、学校経営の責任者である各校長及び副校長と意見交換をしながら、校務の合理化・効率化に向けた検討を進めているところです。
「現状の課題を認識」しているなら、それはどのような課題か、具体的に述べてください。
「校務の合理化・効率化に向けた検討を進めている」は、どのような検討か、 2-3 の例で良いので書いてください。
なお、各学校においては、それぞれおかれている現状や課題が異なり、それに対する取り組み内容も同一とは限りません。
これは自明な言及であり、つまり無意味です。
課題への対応や改善に向けた取り組みにおいては、一朝一夕には解決できない面も多いと考えますが、一つでも多く改善していけるよう取り組みを進めてまいります。
その「取り組み」について、現に取り組んでいることと、既に取り組む計画があるもののうち、主要なものを挙げてください。
「(3)ボランティア・コーディネーターの分掌の拡大」について
ボランティアコーディネーターの活動は、学校における教育活動において、学校とボランティア活動を行う方々の要望や、必要性を満たすための支援や調整を行うことです。
具体的には、ボランティアの情報を収集・提供するために、学校の教員と打合せを行ったり、地域の会議などに出席して学校の教育活動を周知したりしています。
また、大学や地域団体等の間に入って、学校におけるボランティア活動の仲介や紹介、調整なども行っています。
なぜ、そんな説明を長々とするのでしょう? 石田が、それを理解しているうえで、お願いしていることは、石田からのお手紙で読み取れるはずです。上に書いたようなことを、担任の教員や保護者がやっている実態があるのです。それを改善するために、いつ、どこで、だれが、なにを、どうするのか、明らかにしてください。
このように多岐にわたる活動を行っていますが、ボランティアコーディネーターは、1日の活動時間の上限が3時間という制約もあります。
この状況をぜひご理解いただければと思います。
だから、それを改善してくださいとお願いしています。
石田が書いた文章から、それが読み取れないのであれば、石田の文章のどこが不備であったのか、具体的にご指摘願います。
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石田剛 IshidaTsuyoshi