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石田のヲモツタコト

書いてるのは 石田剛 です。

個人情報を PTA に提供する際の同意について

 先日にひき続いて、小学校*1の校長先生に宛てた手紙をもうひとつ、公開することにした。公開するにあたって、公開すべきでない人名をひとつ伏せた。強調と脚注は、すべて公開するにあたって補ったもの。公開する際に、脱字を 2字 補った。

 この手紙について、取り次ぎをお願いした先生からは、 2014年11月4日 に『渡した』旨の応答があった。校長からは、『読んだ』とも『読まない』とも、まったく応答が無い。*2

村上校長先生


 お世話になっております。
 6年2組 息子1 の父の剛です。以下、剛の一人称は石田で通します。


 先にお送りした、お手紙『このお話を、各学級に下ろしてください』*3と『2014年9月4日 3年2組授業参観 で気づいたこと』*4は、読んでいただけたでしょうか。まずは、『読んだ』または『読まない』旨だけはご回答願います。



 本題です。
 以前お話しした、個人情報を 鶴一小PTA に提供するにあたって、本人などの同意を得ていないことについて、必要な対処が未了です*5。少なくとも、下記の対処が必要と考えます。


 必要な対処:

  1. 全学年の児童と保護者に、個人情報を同意無く提供していた事実を伝え、事後の同意であることを明示した上で、改めて同意を得る。
  2. 来年度に、入学予定の児童の保護者に、児童と保護者の個人情報を提供する件について同意を得る。
  3. 期限を定め、それまでに同意が得られなかった場合は、その児童と保護者の個人情報を安全に廃棄するように、 鶴一小PTA に求める。


 上記の 1. に同意しない場合は、 鶴一小PTA を自動的に退会することになることを、明示する必要があります。


 上記の 2. に同意しない場合は、学校が 鶴一小PTA への入会手続きを代行しない旨を、明記する必要があります。


 以上は、すべて校長である村上先生の責任ですべきことです。しかも、これらは村上先生の一存でできます。簡単な話でハッピーですね。



 以下、 鶴一小PTA と共同ですべきことを述べます。これらを行うには、学校と 鶴一小PTA で合意する必要がありますので、今年度の役員の方や、来年度の役員の方とも話しあってから、やってください。石田は、総会や運営委員会で議決する必要は無いと考えます。

  1. 既に会員である保護者の方から、改めて入会の意思表示を得る。
  2. 来年度、新たに入会の資格を得る保護者の方から、入会の意思表示を得る。


 上記の 1. 2. については、先にお伝えしたとおり、学校が入会手続きを代行することに同意するかを回答して貰う方法で、意思表示を得れば良いと考えます。厳密に言うと、この方法はあまりよろしくないのですが、まあこのくらいは大目に見てもらいましょう。厳密によろしい方法でやると、かかる手間が大幅に大きくなってしまいます。


 上記の同意を得るお手紙には、 鶴一小PTA は、鶴一小のすべての児童と保護者のために活動しているのだから、退会する、または入会しないことによる不利益は、 鶴一小PTA での議決権を持っている方が、それを失うことのほかは、児童にも保護者にも一切無いことを明示する必要があります。これは、とても重要な事です。


 鶴一小PTA の運営委員会や総会などで、上記の同意が不要である旨を議決しても、ただ恥をかくだけで、効力の類はあり得ないこと、厳にご注意願います。こんなこと、わざわざ書く必要は無さそうなことなのですが、なんせ 鶴一小PTA では、村上先生もご臨席の上で、同様の恥ずかしい議決*6をこないだしちゃいましたから書いときます。


 超スペシャル大サービスで、上記の同意を得る書面の石田案を示しておきます。このように書けば、法律を含む社会規範に照らして、有効な同意を得たと主張し得るでしょう。この石田案では、意図的に謝罪の言葉を抜いてあります。それが必要かどうかは、学校でご判断ください。石田は、個人的には謝罪は不要だと考えますが、石田が校長であれば謝罪の言葉を付け加えます。住所を書いていただくのは、同姓同名の識別のためです。こういう文書につきものの、時候の挨拶だの『記』だのには、石田は価値を認めていないので書いてません。


既に会員である保護者の方向け:

保護者のみなさん

2014年11月10日
鶴川第一小学校 校長 御名御璽


小学校PTA への個人情報の提供と入会に関するお願い


 鶴川第一小学校は、保護者のみなさんや地域の方々と協力する、開かれてた学校であり続けようとしています。このために、学校は 鶴川第一小学校PTA(鶴一小PTA) の活動に、イコールパートナーとして協力しています。


 従来、学校は、本人などの同意を得ることなく、 鶴一小PTA に、学校が利用している個人情報を提供していました。これは、不適切なことですので、今後は書面で同意を得るように改めます。


 鶴一小PTA は、鶴川第一小学校に通うすべての児童と、その保護者の方のために活動しています。したがいまして、退会することによって被る不利益は、 鶴一小PTA での議決権を失うことのみであり、これ以外には一切ありません。 鶴一小PTA から児童に、卒業記念品などを贈る場合にも、必ず、すべての児童に同じ物を贈ります。鶴一小PTA が主催する活動にはすべての児童が参加できますし、会員でない保護者の方が参加することも当然にできます。


 事後の同意となりますが、改めて、学校から 鶴一小PTA に個人情報を提供することと、学校が 鶴一小PTA への入会手続きを代行することについて、この書面で同意していただけますようお願いします。2014年12月15日 までに同意がいただけなかった場合は、その旨を 鶴一小PTA に通知し、その児童と保護者の方の個人情報を安全に破棄するように求めます。この場合、 鶴一小PTA は自動的に退会することになりますので、ご了承願います。



 鶴川第一小学校PTA に、学校から下記の個人情報を提供することに同意しますか?


 □同意する □同意しない


 提供する個人情報:
 鶴川第一小学校に在学する児童の氏名・学年・学級,
 その保護者の氏名・住所・電話番号
 ※ 各情報が複数ある場合は、すべて提供します。


 鶴川第一小学校PTA への入会手続きを、学校が代行することに同意しますか?


 □同意する □同意しない


 ※ 個人情報の提供に同意していただけない場合は、学校は加入手続きを代行しません。


 署名___________ 日付_______ 住所________________________


以上


会員でない保護者の方向け:

入学を予定している児童の保護者のみなさん

2014年11月10日
鶴川第一小学校 校長 御名御璽


小学校PTA への個人情報の提供と入会に関するお願い


 鶴川第一小学校は、保護者のみなさんや地域の方々と協力する、開かれてた学校であり続けようとしています。このために、学校は 鶴川第一小学校PTA(鶴一小PTA) の活動に、イコールパートナーとして協力しています。その事務の省力化のため、学校から 鶴一小PTA に個人情報を提供することと、学校が 鶴一小PTA への入会手続きを代行することについて、この書面で同意していただけますようお願いします。


 鶴一小PTA は、鶴川第一小学校に通うすべての児童と、その保護者の方のために活動しています。したがいまして、入会しないことによって不利益を被ることは一切ありません。鶴一小PTA から児童に、卒業記念品などを贈る場合にも、必ず、すべての児童に同じ物を贈ります。 鶴一小PTA が主催する活動にはすべての児童が参加できますし、会員でない保護者の方が参加することも当然にできます。


 鶴川第一小学校PTA に、学校から下記の個人情報を提供することに同意しますか?


 □同意する □同意しない


 提供する個人情報:
 鶴川第一小学校に在学する児童の氏名・学年・学級,
 その保護者の氏名・住所・電話番号
 ※ 各情報が複数ある場合は、すべて提供します。


 鶴川第一小学校PTA への入会手続きを、学校が代行することに同意しますか?


 □同意する □同意しない


 ※ 個人情報の提供に同意していただけない場合は、学校は加入手続きを代行しません。


 署名___________ 日付_______ 住所________________________


以上


 以下、このことに関する石田の考えを述べます。


 個人情報の提供の同意を得ること、極めて瑣末なことです。正直に言って石田自身、個人情報の主体としては、上に書いたような面倒なことが必要だとは考えていません。


 しかし、学校が個人の権利と自由を尊重することと、そのことを多くの保護者の方に明らかにすることは、石田は『個人情報の主体として』ではなく、『社会の成員のひとり』として、極めて重要な事だと考えています。これは、とても重要な事です。


 学校が、上記の手続きを踏むことにより、多くの保護者の方が、自身の権利と自由について自覚する機会を得ることでしょう。小学校は社会の公器であり、児童だけでなく、保護者の方や、地域の方などの学びも―なるべく手間をかけないラクな方法で―促すべきだと、石田は考えています。


 まったく入会の意思表示をしていないのに、自動的に入会させられる組織があること、石田は自由な市民のひとりとして、とてもおぞましいことだと考えています。新生児の親に出生を届け出る義務があり、そのために本人とその保護者の自由な意思表示が無いまま国籍を得ることは、極めて特殊な例外であって、それ以外に同様のことはあってはならないのです。



 このような同意を得る手続きを踏めば、 鶴一小PTA の組織率は 10割 ではなくなることでしょう。ぜひ、そうなるべきです。それは、学校と 鶴一小PTA が自由であることの、証しになります。現状の、明らかに 鶴一小PTA に参加したくない方までが、会員であるかのように扱われている現状は、とてもおぞましい状態です。仮に石田が校長であれば、このことをとても恥ずかしいと感じるでしょう。


 上記の同意を得る手続きについて、各担任の先生方は、書面を配布して回収する以外の仕事は、一切すべきでないと考えます。同意した方のリストを作ったり、応答が無い保護者の方に応答を促したり、できたリストを 鶴一小PTA に渡したりするのは、すべて事務員の方がすべきと石田は考えます。


 極めて厳密なことを言うと、『同意しなかった方のリスト』を作って 鶴一小PTA に渡すのは反則です。けど、これをやらないとすごく手間がかかるので、用済み後に廃棄することを厳に約束した上であれば、そのくらいはそっとやっても構わないことだろうと、石田は考えます。*7



 一般的な PTA保険 では、 PTA が主催する活動に参加した、会員でない保護者の方や、その被保護者である児童の事故も担保されます。万一、 鶴一小PTA で買っている保険でこれが担保されないのであれば、担保される保険に買い換えるべきです。



 以下、余談です。


 石田は、 鶴一小PTA を退会する予定はありません。



 超々厳密に言えば、保護者の方の個人情報は、署名した方の分しか提供できないのですが、面倒なので良しとしましょう。児童の個人情報は、保護者の方おひとりの署名があれば、提供できます。



 小学校からいただくお手紙の類には、誤字や日本語表現の誤りがとても多いですね。先日も、校長先生のお名前でいただいたお手紙に、石田が朱書きしたものを松田先生にお渡ししましたが、校長先生はご覧になられたでしょうか。


 子どもらに日本語を教えることも、先生方の重要なお仕事のひとつですので、もう少しだけお手間を割いていただけますと幸いです。あの程度の誤りは、書いた方でない方が読めば、簡単に見つかります。


 誤りを絶無にすることを、石田は求めたりはしません。それは不可能です。現状はすごく多いので、せめて減らしてほしいだけです。


--
石田剛 IshidaTsuyoshi

*1:特定しておく。町田市立鶴川第一小学校だ。

*2:このエントリを公開した時には、ここに「しかしそれは、子どもが応答の手紙をなくすなどしたのかもしれない」と書いておいたが、それは削った。確かに、応答していなかったそうだ。そして、2014年12月1日に、口頭で「読んだ」旨の応答をもらった。

*3:公開済み。
『このお話を、各学級に下ろしてください』 - 石田のヲモツタコト
『このお話を、各学級に下ろしてください』の余談 - 石田のヲモツタコト

*4:このお手紙を公開すべきかは、考え中。

*5:2014年4月25 に、お手紙を渡したのだが、その際、強引に引き止められて、その内容について話しあった。その後、 PTA の運営委員会で校長が「今後は適正に対応します」と一言述べたきり、石田が知る限りなんの対応もされていない。

*6:運営委員会で話したことは、 blog に公開しちゃいけない旨、議決したのだ。どっかの市議会で、似たような話があったな。

 石田は、採決の前に「そのような議決をしても効力は無い」旨を述べたが、それでも議長は採決する旨を告げた。採決では石田は棄権などはせず、明確に反対した。

 運営委員会では、児童や保護者のプライバシーに関わることなど、公開すべきでないことを話す場合も、極めてまれだがある。これを blog に公開すべきでないことは、この議決の有無に関わらずすべきでない。念のため。

*7:ただし、石田自身はこのような反則はしない。石田自身が扱う情報については、『そのくらいはそっとやっても構わないこと』だとは、石田はまったく考えていない。