読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

石田のヲモツタコト

書いてるのは 石田剛 です。

子どもを大声で罵倒する小学校教員(前編)

小学校 体罰 子ども 教育

 2014年10月20日 のこと、 息子1(小6) が、その日の中休み*1*2に見かけたできごとを話してくれた。

 息子1 曰く、「息子2(小3) が松田先生*3に、学校の渡り廊下で大声で怒られていた。松田先生は、大声で『恥ずかしいと思わないのか!』と言って 息子2 を怒鳴りつけていた」とのこと。

 ここで、 息子1 の話を鵜呑みにしてしまうほど石田はうかつじゃない。教員が大声を出してでも、子どもの行動を制止したり、子どもの注意を教員の話に向けさせるべき場合は普通にある。しかし『恥ずかしいと思わないのか!』って台詞が事実なら、これは 息子2 を罵倒したのだという可能性が高い。


 まず、石田は 息子2 にそういうことがあったか訊ねた*4。息子2 はとても話し難そうな様子で逡巡した後、「中休みに松田先生に呼び出されて、渡り廊下で指導を受けた」旨を述べた。石田は、何について、どのような指導を受けたのが訊き出そうとするが、 息子2 はやはり逡巡している様子を見せながら、要領を得ない応答を繰り返した。結局、そのとき聞き出せたのは「先生が何の話をしていたかは覚えていない。ただ、怖かった」ということだけだった。

 その後、少し 息子2 が落ち着いた様子になったところを見計らって、「さっき 息子1 が話した、松田が『恥ずかしいと思わないのか!』と、お前を怒鳴りつけた話は、なにか間違っていないか」と 息子2 に訊いたら、それには即答で「間違ってない」と応答した。続けて石田から 息子2 に「その時に周りには子どもがたくさん居たか」と訊ねると、これも「居た」と即答した。


 ここで、 息子1 と 息子2 の話を鵜呑みにしてしまうほど石田はうかつじゃない。 2人 の子どもが話すことは、断片的であり、事実と異なる部分もたぶんあるだろう。というわけで、未だ事の全体像はつかめていない。次に話を聞くべき相手は、当然に松田教諭*5だ。

 石田は、 息子2 の連絡ノートで以下のとおり松田教諭にお訊ねした。*6

 10月20日(月)
 息子2 から 10月20日 中休みの時間に、松田先生から指導を受けた旨の話を聞きました。しかし 息子2 から聞き取った話では、何があって、どういう指導を受けたのか、わかりませんでした。先生から 息子2 に、なぜ、どのようなことを指導したのか、教えてください。 剛


 この連絡ノートは、松田教諭が石田からのお訊ねを「読んだ」旨を示すハンコだけが捺されて返ってきた。そして、 息子2 によると、その日、松田教諭から「『お父さんにきちんと話しなさい』と言われた」とのことだった。

 石田は、松田教諭が真摯な態度で子どもや保護者と向き合う、誠実な方でないこと*7は以前から知っていた。しかし、それでもこの応答には激しく呆れた。上述した、石田が連絡ノートに書いたお訊ねを読んで、なぜ「息子2 から石田に話せば済む」と考えることができるのだろうか? それではダメだということが、なぜわからないのだろうか? それとも、それはわかっている上で、持ち前の不誠実さを発揮しただけなのだろうか?


 石田は、取り急ぎ連絡ノートで、松田教諭あてに以下のお願いをした*8。これは、まったく異常なお願いだと、石田は考えている。しかし、ぜひそうすべき事情が、この場合にはあると、石田は考えている。

 10月21日(火)
 息子2 から話を聞きました。松田先生には、 息子2 を指導する能力は無いこと、自覚してください。ただ、算数や理科を教えるマシーンとしてふるまってください。それ以外のことで 息子2 に話しかけたりしないでください。 剛

 松田教諭からは、やはり「読んだ」旨を示すハンコだけが返ってきた。


 石田は、上記のお願いの後、改めて、松田教諭にお訊ねの手紙を書いた。この手紙は、 10月27日 に 息子2 が松田教諭に手渡した。強調と脚注は、公開するにあたって補ったもの。*9

松田先生


 お世話になっております。
 息子2 の父の剛です。以下、剛の一人称は石田で通します。


 下記のお訊ねに、ご回答をお願いします。


 お訊ね:
 息子2 と 6年2組の 息子1 から聴き取った限りでは、下記のような事実があったとのことです。これが事実か否か、簡潔にご回答願います。事実と異なるのであれば、どこがどう異なっているか、簡潔に述べてください。


 息子2 と 息子1 から聴き取った事実:
 松田先生は 2014/10/20 中休み の時間に、 息子2 になにか生活面の指導をした。この際、松田先生は、周囲の児童にも聞こえる声で、「恥ずかしいと思わないのか」などと言って 息子2 を罵倒した。その様子を、多くの児童が見ていた。


 この際、罵倒する意図があったか否かは関係無く、周りから見て罵倒したように見えることをしたかどうかが重要であること、ご注意願います。


 ご回答は、 連絡ノート, お手紙, e-mail のいずれかでお願いします。お電話や、会ってお話ししてとかは、お断りいたします。*10


 先にお訊ねした、この時に何についてどのような指導をしたかも、ご回答をお願いします。石田が 息子2 から聴き取った限りでは、 息子2 は怖かったことを覚えているだけで、何についてどのような指導をされたか、まったく覚えていないとのことです。


 先にお願いしたとおり、この件に限らず、松田先生から 息子2 になにか話したり訊ねたりは、授業の内容で必要な場合以外は、一切しないでください。他の保護者の方や先生方などから、 息子2 を指導すべきことを聴き取った際は、石田までお伝えいただければ、石田から 息子2 に適切な指導をします。



 以下は余談です。


 石田自身も、松田先生にはずいぶん苦しめられています。こんな手紙を書くこと、石田にとっては苦痛なことです。しかし、石田がやらねばならないことなので、それを圧して書いています。


 実は、 息子2 や 息子1 が石田に話したことが事実と大きく異なっており、松田先生は、 息子2 に適切な指導をなさったのかもしれません。それで石田は、事実確認のために「この時に何についてどのような指導をしたか」をお訊ねしたのですが、その回答を頂いていません。石田は、今も 2014/10/20 中休み の時間に、どのような事実があったかは「わからない」という前提に立っています。しかし、その事実がわからない状態であっても、松田先生に 息子2 を指導する能力が無いことは判断できます。


 石田は、松田先生が 息子2 の担任であることを、さして悲観していません。石田が子どもだったときにも、松田先生と同様か、もっとひどい言動をする大人は、石田の周囲にもたくさんありました。大人でも、ダメな事を言ったりしたりする場合があることを、 息子2 や 息子1 が理解していれば、大した害にはなりません。石田は、それを 息子1 や 息子2 に教えています。石田自身は、子どもの頃に、それをよく理解してなかったために、ずいぶんひどい目に遭ったり、ひどいことをしたりしました。


 息子1 や 息子2 でない、他の子どもらのことについては、少し心配しています。石田は、すべての子どもを守るべきであるという、自身の義務を自覚しています。主に、 息子2 や 息子1 でない子どもらのために、松田先生には、子どもらを適切に指導し、子どもらのお手本として振る舞っていただきたいと、石田は考えています。


 この手紙によるお訊ねによって、ようやく松田教諭から回答があった。*11

 10月27日(月)
 10/20 中休み 左記の件について、指導いたしました。その中で、私が大きな声を出しました。
 (上述の「左記の件」に当たる部分を、全て削った。)
 (前の週にも、 息子2 を指導すべき事案があったため)あえて大きい声を出して指導した場面もありました。以上です。 松田

 この回答に、石田が手紙に書いた『息子2 と 息子1 から聴き取った事実』が、事実と異なるという記述は無かった。

 後編に続く。
 子どもを大声で罵倒する小学校教員(後編) - 石田のヲモツタコト

--
石田剛 IshidaTsuyoshi

*1:小学校の 2校時 と 3校時 の間に挟む、ちょっと長目の休憩時間を「中休み」って呼んでいる。多くの子どもは、この時間、グラウンドで遊んだり、教室で本を読んだりあやとりやおしゃべりをしたりして過ごすようだ。

*2:学校を特定しておく。町田市立鶴川第一小学校だ。

*3:息子2 の学級担任。

*4:こういうとき、石田は子どもの発言を誘導しないように、細心の注意を払う。しかし、それは難しいことだ。この時も小さな誘導をしてしまった。けど、まるっきりつくり話を創作するほどの誘導ではなかった。

石田が 息子2 に誘導尋問を仕掛ければ、石田が望む通りの回答をさせることは、たぶん容易だ。だが、それをしてしまっては、本当のことを訊き出すのが難しくなる。誘導尋問によって、事実と違うストーリーを、子どもと組み立ててしまうと、子どもはそのストーリーの方が事実なのだと、記憶を書き換えてしまう可能性が高い。これは、子どもに限らず大人でもよく起こることが、多くの科学的な検証で裏付けられている。(って書くなら、その裏付けとなる論文や書籍の類を参考文献として挙げるべきなのだが、石田も何で読んだかはもう忘れてしまった。)

*5:主幹教諭だったかもしれないが、これはうろおぼえだ。

*6:ささいな誤字を直し、 息子2 の名を伏せたほかは全文。

*7:石田がそう判断した理由は、まだ詳しくは公開していない。公開すべきか考え中。

*8:息子2 の名を伏せたほかは全文。

*9:公開するにあたって、 息子1 と 息子2 の名を伏せ、 息子1, 息子2, 石田 のいずれでもない方のプライバシーに係る記述を 3箇所 削った。その関係で、一部、文章のつなぎの部分を改変している。そのせいで、ここで報じるべき重要な記述が削られたり、手紙の文意が変わったりはしていない。あと、脱字をひとつ補った。

*10:以前、会って話したものの、そこで話した内容を書面にしてお渡ししたら、まったくぜんぶシラを切り通すという大技を、この松田教諭ではなく髙澤副校長が繰り出してきたのだ。その話し合いには、松田教諭も出席していて、その最中ずっと、松田教諭は不誠実な態度を取り続けていた。その中で、松田教諭は、石田に向かって大声で怒鳴りつけたりもした。そのことについて、その話し合いの最中に、松田教諭は石田に謝罪の言葉を述べたが、本心から謝罪したのではないと石田は理解している。

*11:息子2 でない子どものプライバシーに係る記述は全て削った。息子2 のプライバシーに関わる記述のうち、公開すべきでない記述は削った。括弧内は石田が補ったもの。